小平市の
保育事情


保育園と幼稚園っどう違うの?

      まずはこの基本的な処から押さえておく事が必要です。
      制度的な違いとしては、保育園は厚生省管轄の児童福祉施設、幼稚園は文部省管轄の
      幼児教育施設ということ。
      小平市内には18園の保育園(私立8園、公立10園)と17園の幼稚園(全て私立)があり
      ます。
      
      保育時間も幼稚園は「原則4時間」の9:00〜14:00ですが、保育園は「原則8時間保
      育」で、開所時間は原則11時間。延長保育(現在市内全園で1時間延長保育を実施中)
      を含めると12時間にも及びます。
      申込みも幼稚園は園長(園)に申し込む(申請する)のに対して、保育園は市役所保育課
      に申し込み、入園の決定も市役所が行ないます。
     
 
      幼稚園の保育料は各園で決められ幼稚園に対して保育料を支払いますが、保育園の保
      育料は公立・私立とも同一で市の条例によって決められています。
      保育料は前年度の世帯収入額等によって決定され、市に対して保育料を支払います。
      現在、小平市の保育園の保育料は下記のような区分になっています。

3歳未満児 3 歳 児 4歳以上児
金額段階数  14段階  10段階  9段階
 金   額 0〜43,900円 0〜20,200円 0〜17,100円

     ●公立、私立、無認可?んん?

      保育園には市が直営で運営している公立園と、市から保育を委託された社会福祉法人が
      運営している私立園があります。さらには無認可といわれる保育室(保育園)があるので
      話しがややこしくなっています。
      認可園というのは国の基準(施設や園庭の規模、保育者の数、保育時間や内容など)を
      満たしている園で、無認可園は何らかの基準が満たされていない若しくは基準に従って
      いない園です。無認可園の中には営利を目的としたいわゆるベビーホテルと言われる所
      もあり、それらの園も「○○保育園」と名乗っていたりするので訳が判らなくなってしまうん
      ですよね。
      「幼稚園」という名称は文部省の認可園しか使用できないのに対して、「保育園」という
      名称は勝手に使用できちゃうのです。何故なら、「保育園」というのは通称・俗称であっ
      て、法律上の正式な名称は「保育所」だからなのです。
      さらに話をややこしくしているのが「東京都認証保育所制度」です。東京都では独自に施
      設や職員の基準を定め、これを満たしている施設に対して『認証保育所』として運営の一
      部を補助しています。この施設は園に直接、入園申込みをして保育料も施設によって異
      なりますし園に直接支払います。
      そしてもう一つ、平成む18年度から新しく出来た保育施設として『認定こども園』と言うの
      があります。この施設にいたっては運営や経営の形態によって「保育園・幼稚園連携型」
      「幼稚園型」「保育園型」「地方独自型」という4つのタイプがあり、説明し始めると膨大な
      紙面が必要になるほど複雑怪奇です。
           

     ●ウチの子も入れるの?

      保育園には誰でも入れるというわけではありません。何故なら、「保育園は主に保育に
      当たる保護者が勤めているなどの理由で児童を保育できない時、保護者に代って児童
      を保育する施設」だからで、下記のいずれかの要件に該当してことが必要です。
      ★保育の要件
       1,主に保育に当たる保護者が家庭の外で仕事している。(週に3日以上、1日4時間
         以上の勤務)
       2,主に保育に当たる保護者が家庭で児童と離れて日常の家事以外の仕事をしている。
         (自営、内職などで1日4時間以上働いている)
       3,主に保育に当たる保護者が病気や心身に障害のある家族を看護・介護している。
       4,主に保育に当たる保護者が病気、出産、心身に障害がある。(出産は出産(予定)
         月とその前後2ヶ月ずつ計5ヶ月間以内)
       5,主に保育に当たる保護者が求職中である。(求職中で入園できるのは1ヶ月間)
       6,主に保育に当たる保護者が死亡、別離などでいない場合。
       7,その他、特別の事由で保育ができない場合。
      
      これらの要件のある児童の中から、各家庭の「保育に欠ける」度合いの高い順から優先
      的に「保育の実施」が決定されます。
      この「保育に欠ける」度合いを計るために用いられるのが「指数」と言われる点数です。
      この指数は「小平市保育の実施に関する条例施行規則」にある「保育実施基準表
      という一覧表によって示されていますので、小平市図書館などで調べてみると面白いです
      よ。いずれこの基準表も掲載する予定ではありますが・・・ 

      ●保育のコスト 
    
 小平市「保育園のあんない」には、下記のような保育のコスト一覧という表が載っています。     

0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳児以上
公立保育園 458,000円 217,000円 177,000円 106,000円 92,000円
私立保育園 322,000円 171,000円 155,000円 87,000円 79,000円

        この表の数字は、平成19年度において1ヶ月に保育園児1人に要した経費です。
        公立保育園の方が私立保育園よりも1.5倍近くも高くなっているので、公立保育園に入れ
        た方が得になる、と思われる人が多いのですが大間違い。
        単に公立保育園の方が人件費が高くつく(保育士さんの平均で年収1,000万円?)ので、
        コストが高くなっているだけです。
        保育の内容や行なっている特別保育事業は私立保育園の方がはるかに多く行なってい
        るというのに・・・・
        さらには臨時・嘱託・パートといった基準にはない職員を数多く雇用しているので、上記の
        一覧表の数字以上の莫大な経費を浪費している小平市の公立保育園・・・・・
        これは決して小平市だけの特別な事ではないのです。公立保育園を民間に移管するだ
        けで2億円以上の経費が少なくなる、という試算もされています。市の財政が苦しいと言
        われるこの時期に、こんな税金の無駄遣いを放置しておいても良いのでしょうか・・・・